今や多くのユーザーがいるLINE。日常的には本当に便利に使えるアプリだと思う。
でもLINEで困るのが、長い動画が送れないこと。
LINEのタイムラインに動画を投稿しても動画が容量オーバーしていると、「制限容量または制限時間を超過しているため、送信できません」または「ビデオは長すぎて送信できません」といったエラーメッセージが出る。
以前のLINEの公式ヘルプによると、LINEで送ることができる動画の容量は300MBまで。時間にして90秒(1分30秒くらい)の制限があった。最近になって動画の長さ5分まで、容量無制限に変更されたらしいが、やっぱり長時間の動画は送ることができない。
ファイルストレージのユーザーであればアップロードしてURL発行すればすぐに共有できるだろうけど、ユーザーでなければいちいちアプリをインストールしたりアカウントを作ったりしなければならないのは面倒だろう。そもそもファイルストレージって何?という人も多いし。
ここでは、アプリを使わず簡単にLINEで動画を共有できる方法について書こうと思う。
ファイル共有サイトを使う
「ファイル共有サイト」というものがある。簡単に言うと、LINEやメールに添付できないような大きいファイルのやりとりをサポートしてくれるサイトだ。
多くのサイトが無料で登録やアプリのインストール不要なので使いたい時だけ使える。使用可能容量はサイトによるが、2GB以上の所が多いので動画を送ることもできるだろう。
使い方は簡単。まずは送りたいファイルをファイル共有サイトにアップロードする。するとダウンロード用のURLが発行されるので、LINEやメールそのURLをLINEで相手に送る。あとは相手方がそのURLにアクセスし、ファイルをダウンロードする。
通常、アップロードされたファイルは全体に公開されるわけではなく、ダウンロード用URLを知っている人でしか見たり落としたりすることはできない。
つまりアップロードした本人がURLを誰かに教えない限り見られる心配はまずないが、ネットにアップロードされることには変わりないのでそこは心得ておこう。
下記のbitsendなど、一部のファイル共有サイトではパスワード保護をかけることも可能だ。
ファイル共有サイトを使いLINEで動画を送ってみた
次は、実際にスマホからファイル共有サイトを使って動画を送る手順を紹介する。
テストに使うファイルはフリー素材で、形式はmp4、容量約865MB、長さ約35分の動画。
ファイル共有サイトは「bitsend」を使わせて頂いた。
私のスマホはandroidなのでiphoneなど他OSの方は表示が違うかもしれないが使えるはずだ。

まず、スマホからbitSendのURLを開き、「ファイルを選択」を押す。

メニューが開くので、送りたいファイルをメニューから開く。

動画メニューを開いたらスマホの中にある動画ファイルが表示された。ファイル一覧の中から送りたいファイルを選ぼう。

ファイルを選ぶとアップロードが始まった。アップロード完了の推定時間も出る。865MBのファイルのアップ時間は自宅の光回線のWi-Fi環境で約4分だった。大きめのファイルを送る場合、Wi-Fiでもないとかなり時間と通信料がかかるから気をつけて。

アップロードが完了するとこのような画面になった。ダウンロード用URLや削除用URLが生成されている。

パスワード保護をチェックするとパスワードが生成される。

ファイルの保存日数やダウンロード回数も決めることができる。

URLをメールで送信することもできる。

今回はLINEで送るためダウンロード用URLをコピーする。いざというときにファイル削除用URLもちゃんとコピーしてメモしておいたほうがいい。

LINEの送りたい相手のタイムラインにダウンロード用URLを貼り付けてみた。送信側がやるのはここまで。

次はダウンロードする側の手順。さっきLINEに貼られたダウンロード用URLをクリックするとこのような画面になった。

ダウンロードボタンを押すとファイルの保存場所を選択する画面になった。保存場所は解りやすい所にしよう。ここでファイル名も変更できる。

保存場所を選び、OKを押すとダウンロードが始まった。

無事ダウンロードが完了して動画を再生することができた。
ファイル共有サイトなら色々なファイルが送れる
ファイル共有サイトを使うと自分のスマホとPCの間でファイルを転送する時も便利。
動画以外にも音楽、写真、画像、その他色々な形式のファイルを送れる。
でももちろん、ファイルの違法共有に使ってはいけないので自重しよう。
しかし、こんな便利なものを無料で提供してくれるなんて感謝しかないですわ。